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日本社会をぶっ壊す! グローバリズムこそ日本の敵だ

田母神俊雄が「獄中ノート」で記した「日本の敵」論考 第3回

 問題なのは、壊れた日本の良い価値観を元に戻すことは極めて難しいこと。田母神の懸念は、現在の総理大臣安倍晋三政権にも及ぶ。
 獄中ノートにはこう書かれていた。

6月15日(水)
4月14日 小菅ヒルズに入居、2ヶ月が過ぎた。
わりかし快適な生活であんまりいやだと思わない。
あと2ヶ月ぐらい頑張れば出所(退居)できるか。
退去したらどうやって稼ぐか今後のことを考えなければ
いけない。残りに人生あと20年くらいか? あと10年
くらいは日本を取り戻すために頑張りたい。
安倍総理も新自由主義に冒されており、日本の
伝統・文化をぶち壊しにかかっている。このグローバ
リズムを止める野党が出て来ないのか。
民進党なども安保法制廃止とか馬鹿なことを言わないで
反グローバリズムを打ち出せば、支持されると
思うのに。彼らは国民の生活実態を知らないから、
国民生活の現場のことは提案が出てこない。

(『獄中ノートNo.3 』2016年6月15日)

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田母神俊雄

たもがみ としお





1948年、福島県郡山市生まれ。



71年、防衛大学電気工学科(第15期)卒業後、航空自衛隊に入隊。



地対空ミサイルの運用幹部として部隊勤務10年。



統合幕僚学校長、航空総隊司令官などを歴任。



2007年、第29代航空幕僚長に就任。約5万人の空自トップとなる。



08年10月31日、民間の懸賞論文へ応募した作品(「日本は侵略国家であったのか」)が



政府見解と異なり、幕僚長を更迭。



同年11月3日付で定年退職。



その後は執筆・講演活動で活躍しながら自らの信念を実現すべく政治に参画。



14年2月9日、東京都知事選挙に立候補するも4位落選(61万865票)。



同年12月14日、第47回衆議院選挙に立候補し落選。



16年4月14日、「2年前」の都知事選における公職選挙法違反容疑で逮捕。



検察の厳しい取り調べを受け、東京拘置所に勾留169日間。



「無罪」を訴え、法廷闘争を繰り広げる。



17年5月22日、東京地裁にて有罪判決。



同年6月2日、東京地裁の判決を不服として東京高裁に控訴。



著書に『自らの身は顧みず』(WAC)、『田母神塾』(双葉社)、



『田母神大学校』(徳間書店)、『田母神俊雄の戦争論』(電波社)など多数。


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